2016-03-08 霜の降りる前に 昨日から一夜明けて、 いつもの春の日が戻る。 昨夜、ヘニング・マンケルの新訳を読み終える。 これは、もうヴァランダー刑事父娘の物語。 娘リンダの友人アンナの失踪くらいしかミステリー色がなく、 サスペンスモノの方に近い。 推理小説を読むつもりで手にした読者には、気の毒。 でも、これまでヴァランダーの話を読み続けてきた読者には何よりのプレゼント。 読み終え、訳者のあとがきを読んで、 後二作限りかと思うと、 寂しくなる。