霜の降りる前に

昨日から一夜明けて、

いつもの春の日が戻る。

昨夜、ヘニング・マンケルの新訳を読み終える。

これは、もうヴァランダー刑事父娘の物語。

娘リンダの友人アンナの失踪くらいしかミステリー色がなく、

サスペンスモノの方に近い。

推理小説を読むつもりで手にした読者には、気の毒。

でも、これまでヴァランダーの話を読み続けてきた読者には何よりのプレゼント。

読み終え、訳者のあとがきを読んで、

後二作限りかと思うと、

寂しくなる。